Cpk 簡易計算

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Cpkの計算

注:USL > LSL、σ > 0 を入力してください。結果は Cpk と CPU/CPL を表示します。

簡易解説(クリックで展開)

Cpkは、工程平均 μ と標準偏差 σ が、規格下限 LSL と 規格上限 USL に対してどれだけ余裕を持つかを「3σ」を基準に評価した指数です。 上側の余裕を示す CPU=(USL-μ)/(3σ) と下側の余裕を示す CPL=(μ-LSL)/(3σ) を計算し、 小さい方を Cpk=min(CPU,CPL) とします。一般に 1.33以上で良好、 1.0以上1.33未満で最低限、1.0未満は要改善の目安です。 ただし、測定系(MSA)やデータの正規性、工程が統計的に安定しているかなどの前提を満たすことが重要です。

右のミニ図は、入力した μ と σ をもとに近似的なベルカーブを描画し、LSL/USL の位置と重ねて示します。 μ が中央からズレるほど、より近い側の余裕(CPU または CPL)が支配的になり、Cpk が小さくなります。 ばらつき(σ)が小さくなるほどカーブは細く高くなり、規格内に収まりやすく、Cpk も大きくなります。

概念図:正規分布近似(μ, σ)と LSL / USL。入力後に図が更新されます。